2017年10月12日木曜日

犬からもマダニ感染症!

今年の春~夏頃、このブログ内で「マダニ」による疾患について、一度ご説明させていただいたかと思います。
先日、「マダニ」に関する新しいニュースが報告されました。


以下サイト抜粋。

マダニ感染症、イヌからも=厚労省、注意喚起

10/10(火) 18:48配信 

 マダニが媒介する「重症熱性血小板減少症候群(SFTS)」について、厚生労働省は10日、イヌからヒトに感染した事例が徳島県で確認されたと発表した。

 既に野良猫にかまれた女性が発症して死亡した事例が報告されており、哺乳動物を介したヒトへのSFTS感染は2例目。厚労省はイヌやネコの血液や便を通じて感染する恐れがあるとして注意を呼び掛けている。

 同省によると、徳島県で6月、40代男性の飼い犬が食欲廃絶などの体調不良を起こし、動物病院で受診したところ、SFTS感染が判明。その後、飼い主の男性も発熱などの重い症状が出て、感染が分かった。

 男性はマダニにかまれた痕はなかったが、飼い犬の介護をしており、粘膜から感染したとみられる。現在は男性と犬は回復している。

 SFTSの症例は届け出対象となった2013年3月以降、西日本を中心に約300例報告されている。 



マダニは公園や河川敷、田んぼや山の中などに潜んでいます。

マダニによって媒介される「バベシア」はマダニが吸血するとき、血管内に注入され、赤血球を破壊しながら成長していくため、短期間で重篤な貧血を引き起こします。ほかにも、高熱、元気・食欲の喪失、血尿などの症状があり、幼犬や高齢犬の場合、死に至る場合も少なくありません。
この危険性は、人における感染に関しても同様です。

もしも、ご自分のペットにマダニがついてるのを発見したら 、素手で取ったりつぶしたりすることは絶対に避けてください!!
マダニの口の部分が皮膚に残ってしまった場合、そこから膿んでくることもあるので、すぐに当院にいらしてください。

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