2017年4月24日月曜日

オウム病

2017.4.9のニュースで、鳥類から感染する「オウム病」で日本の妊婦が死亡するという国内初の事例があったと報じられました。
問題となる「オウム病」とは、果たしてどんな病気なのか?

■オウム病とは?
オウム病は、鳥クラミジア症とも言われる病気で、細菌であるクラミジアの一種(クラミドフィラ シッタシ)によって起こる感染症です。名前からオウムやインコが感染するイメージを抱きやすいですが、鳥類全般が感染します。

■どのように人に感染するのか?
オウム病は、人獣共通感染症として、鳥から人にも感染します。染経路・感染源としては、鳥のフンなどを人が触ることで感染します。そのため 、鳥と同じ空間にいるだけでは人には感染しませんが、鳥に触れたりすると、糞に間接的に接触し、感染する可能性があります。
ただ、底敷きの新聞紙などに付着した糞が乾燥し、粉末化したものが、鳥の羽ばたきによって空気中に飛沫が散布され、呼吸することで体内に入る恐れがあります。
その他に、口移しなどの濃厚接触、クチバシでの噛みつかれたり、爪の引っ掻きによってできた傷によって感染する可能性もあります

■もしも感染したら?
高熱、悪寒、頭痛、全身倦怠感、筋肉痛、関節痛、咳などのインフルエンザに近い症状が突然発症するとのことです。

■オウム病の対策・予防方法は?
  1. 鳥との接触を控えるようにする
  2. 飼 い鳥を検査し、感染している場合は、動物病院で治療する
  3. 鳥との濃厚接触を避け、触った後は手洗い・消毒
  4. 鳥のお世話の際は、マスクを着用する
  5. ケージの清掃・消毒を欠かさず、飼育環境を清潔に保つ
免疫力が落ちているタイミングでは、1のように鳥との接触を控えることが推奨されます。
難しい場合は、以降の2~5を徹底しましょう。

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