2012年6月13日水曜日

胆のう摘出術

先日いらしたワンちゃんの話です。
その子はお年のミニュチュアシュナウザーという種類の
ワンちゃんですが、春の健康診断で超音波検査を行いましたところ、
胆のうが軽度に炎症を起こしていました。
血液検査上でも胆のうの数値が軽度に上昇していました。
治療法といたしましては、飲み薬で様子を見る内科療法と、
胆のうを切除する外科療法とがあります。
そのときは飼い主の方とご相談しまして、なるべくなら
切りたくないとのお話でしたので、2〜3ヶ月内科療法で様子を見る、
ただし、定期的な診察をしましょう。ということになりました。
これも一つの選択肢だと思います。
内科療法は主に飲み薬と処方食で行います。
良くなる事もあれば、残念ながら改善のない事もあります。
その子の場合は残念ながら良化しませんでした。
その場合はやはり外科療法となります。
飼い主の方に説明をし、十分に納得していただいた上で
手術を行いました。手術自体はそれほど難しいものではございませんので
無事、終了する事ができました。
術後の経過も良く、1週間ほどで退院となりました。
胆のうの病気も放置しますと命を落とす事もあります。
そのためには定期的な健康診断をする事をお勧めします。